祇園新橋景観づくり協議会は祇園新橋の伝統的な建物の維持、保全と、文化の共有と継承の為に、平成28年7月から協議を重ね、平成29年5月に地域景観づくり協議会の認定を受けました。
協議の歩みは祇園新橋まちづくりニュースを参照ください)。

さらに協議会の活動区域の景観保全・創出のためにまとめた計画書「祇園新橋景観づくり計画書」は平成30年8月1日に京都市長のより認定受けされました。

祇園新橋景観づくり協議会の活動区域内(元吉町、及び橋本町、末吉町、清本町の一部)において景観に関わる建築等の現状変更等を計画する事業者及び関係者の方々には、景観関係の手続きに先立ち「地域景観づくり計画書」を参考にして、当協議会が作成した事前協議申請書並びに必要書類を協議会に提出ください。

これから建つ建物などの情報の開示や、住民の意見が市や業者に届くよう協議会では話合いの場を設けております。
建設等の計画内容について協議会との意見交換(事前協議)を実施して頂きます。


【祇園新橋】
祇園新橋地区は昭和47年7月に京都市市街地景観条例にもとづく「特別保全修景地区」に指定されました。
その後、国の文化財保護法の改正により伝統的建造物群保存地区制度が発足したのをうけ、昭和51年6月に「伝統的建造物群保存地区」にされ、さらに同年9月には「重要伝統的建造物群保存地区」として国の選定を受け、町並み景観保全事業が行われてきました。
祇園新橋は,洗練された町家が整然と建ち並び,美しい流れの白川や石畳,桜、柳などが 一体となって、優れた歴史的景観を形成しています。選定を受けた当時の熱い思いを持った人々も徐々に減り、商いの形も変わって参りました。
時代の流れと共に。今まで守られてきたこの町のしきたりや、価値観は希薄になり、風情や空気感の維持が難しくなってきました。
平成28年7月の元吉町の地蔵尊移転問題をきっかけに、この町について考える機会が増え、これ以降月1回の意見交換会を行っております。
※現在、新型コロナウィルスの影響の為中止しています

意見交換会を通して、この地域の人々が景観の変化を憂う気持ちを抱いておられる他に。電柱の地中化、空家問題、白川南通りの活用、防火防災と云った事案にも関心があり、周辺の各町内の関係にも気を配られていることが分ってきました。皆さんの想いを無駄にすることのない様に。これからの祇園新橋地区の在り方について考える場として、また先人が築き上げた、伝統ある町並みと文化を受け継ぎ、その矜持とともに未来に伝えていく為に、「祇園新橋景観づくり協議会」を設立する運びとなりました。

協議会が目指す町 (地域景観づくり計画書)
地域景観づくり計画書では,祇園新橋を形づくる歴史的な町並み景観や地域まちづくり等を紹介するとともに,以下の4つの将来像と目標を掲げています。
①祇園新橋の文化の共有と継承
②伝統的な建造物の維持,保全
③品格ある建物の表構え
④祇園新橋の風情を味わう空間づくり
また,これらの将来像の実現に向け,「建物,工作物等」「屋外広告物等」「地域で商いを営む際のマナー」ついて,祇園新橋地区の町並みへの配慮事項を定めています。
計画書をお読みいただき,地域の景観に対する想いを感じてください


地域の景観を保全・創出するため,地域住民が想いや方向性を共有し、更には、新たにその地域で建築等をしようとされる方々と一緒になって景観づくりに取り組む組織を「地域景観づくり協議会」として京都市が認定する制度です。
「祇園新橋景観づくり協議会」は平成29年5月に協議会の認定を受けました。

当地域での事前協議が必要となる行為
□ 建物の新築、増築、改修
□ 外観の変更となる行為(壁の塗り替え、瓦の葺き替え等)
□ 看板の設置、のれんや提灯の設置
□ すだれの付け替え、表から見える場所の設備の設置
□ 建物外部の電灯や照明設備の設置
□ 業種・業態の変更
□ その他、祇園新橋の風情に影響を与える行為

詳しくは事前協議のページでご確認ください



【祇園新橋 地域景観づくり計画書】



























地域景観づくり計画書はこちらからダウンロードできます

地域景観づくり計画書





祇園新橋景観づくり協議会

【事務局のご案内】

〒605-0087
京都市東山区新橋大和大路東入元吉町44-2 ゑり萬内

電話:075-525-0529 FAX:075-561-0157

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